経営コラムColumn

店長の店舗改革~目標達成を続ける店長とは~

目標達成を続ける店長の店舗改革とは

自身は営業力が高く毎年表彰台の常連だったが、店長になった後に業績が低迷し続けていたAさん。なんとか自分の店舗を地域No.1にしたいという想いから、私共のリーダー研修に参加されました。研修では、店長としての活動に対するアンケート分析から、リーダーとしてはそれなりの活動はしており、部下の信頼も得ているが、店舗の業績は伸びない。その要因を掘り下げると、本気で部下の事を考えて厳しい指導ができていないことから、組織全体に危機感が低く、部下が甘えて成長していない、ということがはっきりしました。自身のリーダーシップこそが最大の課題であると自分に矢印を向けることができたのです。

これをきっかけに彼は、
・お客様に喜んでもらう気遣いができる人材を育てること 
・感謝の気持ちを持ち、より良い環境を作り出そうと協力しあう組織を育てること
                     
こそが自分の使命だと明確に持ち、このような行動を全員が主体的に取り組む環境を作っていきました。それ以来、人材育成こそが自分の仕事であり、思いやりと感謝の気持ちを持って行動することで人を動かすことが最も重要だという信念はブレなくなりました。これが安定して目標を達成し続ける組織を作る高業績店長の根本です。

『人を動かす』技術の修得

まず彼は自分の弱みと考えていたロジカルシンキングを高めるため、リーダーシップに関する本を読み、それを実行に移し振り返るという行動を自分に課しました。講師から受けた課題図書はデール・カーネギーの「人を動かす」です。そこには、

・相手を理解し、批判も非難もしない。苦情も言わない。
・重要感を持たせ、素直で誠実な評価を与える。
・強い欲求を起こさせる。

ことが人を動かす3原則とあります。彼は部下との日々のコミュニケーションの中でこの意義を考え抜き、今までのように指示命令を繰り返すだけでは、相手は自分の思うように動かないということに気づいたのです。

それから彼は、CS地域No.1店舗を作るという高い目標を改めて全員と共有し、その達成に向け人材育成に取り組みました。部下一人ひとりの改善点を明確にし、その改善目標に全力で取り組むことを約束、個人面談を繰り返して意思疎通を図りました。
また、目標である地域No.1は誰一人欠けることなく全員が協力しないと達成できないことを徹底。周囲への配慮と充分なコミュニケーションを意識付けし、全員の危機感と競争意識を醸成していきました。また、お客様とのWin-Winの関係を構築していくことに、全員で取り組む体制を作りました。

今では店舗での朝礼も、一方的な指示伝達ではなく、テニスで活躍した大坂なおみ選手の試合に臨む準備などを話題にし、各スタッフに気づきを与え、意欲を喚起する内容に変わっています。スタッフも店長の熱意を肌で感じ、“この店長を応援したい、自分も力になりたい“と感じるようになったといいます。
こうしたリーダーシップの変革は人を動かし、今まで達成したことの無かった、新車、中古車、サービスのオール計画達成。しかも、全員が計画達成し、ライバル店を上回る実績を上げ始めたのです。

レッツチャレンジ

  1. 店長の人を動かすスキルを高めましょう
  2. 指示命令型のコミュニケーションから、相手の話を聞き、気づきを与えるコミュニケーションに変革しましょう。
  3. 高い目標設定と、それを実現するためのスタッフ毎の課題を共有し、愛情を持って指導しましょう。

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シニアコンサルタント 新谷 健夫 Takeo Shintani

1961年京都市生まれ。1985年同志社大学卒業後、大手経営コンサルタント会社に入社。

中小企業の戦略策定、販売力強化、管理者の意識革新、人事評価制度などに取り組み、1996年からは大企業の研究開発部門における生産性向上活動に数多く携わり実績を上げる。

2000年からグループ会社を立ち上げ、新規事業開発、FC本部構築を推進するとともに、直営店舗も多く運営し、人材育成を実践する。

小集団活動など、現場に入り込んでの組織開発を中心に、豊富なコンサルティング経験を保有するとともに、実務経験を活かした実践的な指導に定評がある。

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