名言に学ぶLearning from quotes

マイナス思考を捨てれば、誰でも成功できるエディー・ジョーンズ

2019年のラグビーのワールドカップで、日本代表がアイルランドに勝利した試合は、「エコパ(静岡スタジアム)の奇跡」と呼ばれ、欧米のスポーツメディアが大々的に報じ、世界に衝撃を与えました。
日本代表は、2015年のワールドカップでも、優勝候補だった南アフリカに、試合終了3分前に劇的な逆転トライで勝利し、世界を驚かせました。「ブライトンの奇跡」です。この時、日本代表を率いたヘッドコーチがエディー・ジョーンズです。
しかし、当時の代表選手たちは「強豪に勝てるわけがない。自分たちは弱い」と思い込んでいました。それまでの戦績は1勝21敗2分。選手がそう感じるのも仕方ありませんでした。
「自分はどうせダメだ」というマイナス思考が、成功を阻んでいる。それを取り除きさえすれば、誰でも成功を手に入れることができる。彼はその信念のもとび、最初に取り組んだのが、選手たちのマイナス思考を取り除くことだったのです。そして、選手たちの考え方を変え、世界のトップ10の目標を持たせ、世界一のハードワークと呼ばれたトレーニングを積ませ、南アフリカ戦の勝利に導きました。

目標達成できない営業スタッフを観察していると、マイナス思考が働いているケースが殆どです。「この商品は売りにくい」、「あのお客さんは難しい」、「すぐに決めることはできない」等々。先入観から自分勝手に決めつけてしまい、動かない。これでは、売れるわけはありません。
こういう営業スタッフに対しては、マイナス思考を取り除くトレーニングが必要です。そして、少しずつ成功体験を積ませます。そうすると、マイナス思考がプラス思考に変換し、目標達成できるようになってきます。
最初から「ダメだ」とマイナス思考に陥っていては、何も成し遂げることはできません。マイナス思考を捨てることは、成功する上で最も重要な要素なのです。

引用:エディー・ジョーンズ著「ハードワーク」 講談社 2016年

シニアコンサルタント 瀬野 幸洋 Yukihiro Seno

1986年大手コンサルタント会社入社後、中堅中小企業を対象に中期経営計画策定、管理者研修、営業マン研修等を担当。

1992年から大企業の管理者を対象にタイムマネジメントの教育、業務改革のコンサルティングに数多く携わり実績をあげる。

管理者を対象にした内観教育(M-SIP)も数多く担当し、後継者、役員、幹部、管理者、若手リーダーと、企業の将来を担う人材の意識改革の
エキスパートでもある。

各階層の社員の仕事に取り組む姿勢を変革し、その成長に寄与することをライフワークとしている。

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