才能で試合に勝つことはできる。だがチームワークと知性は優勝に導くんだ。マイケル・ジョーダン
八村塁選手が日本人史上初めてドラフト一巡目で指名されたアメリカプロバスケットボールリーグNBA。その中で史上最高の選手といわれるマイケル・ジョーダンの名言です。
個人の才能だけでは決してチームを優勝に導くことはできないことを語っています。
彼はハイスクール2年生の時に大学のチームからの勧誘がなかったことをきっかけに、どうしたら優秀なチームに入れるのか、段階別の目標を置いてひたむきに努力し、その能力を飛躍的に高めました。宙に浮いているかのようなジャンプシュートや華麗なフェイントは、まさに地道な努力の上に築き上げられたものでした。そんな彼には華やかな個人技というイメージがありますが、実は誰よりもチームのことを考えていたスーパースターだったのです。
バスケットボールはベンチに12人が入りますが、長いリーグ戦を勝ち続け優勝に導くには、控えの選手がどれだけ活躍するかが鍵を握ります。トッププレーヤーが、自分だけではなく12人全員の能力を最大限に引き出すために、何をしなければならないのかを考え続け、一人ひとりがそれぞれの役割を明確に認識してプレイする。彼は、チーム全員がそのようなことを理解するにはかなりの時間がかかった、といっていますが、その結果、NBA3連覇を2度も達成するという偉業を成し遂げたのです。
ディーラー経営でも、いまやトップセールスマンがいるだけでは逆に店舗の業績は伸び悩むというジレンマを抱えるケースは多いようです。それはトップセールスマンがワンマンプレイに走り、スタッフとのコミュニケーションが悪くお互いに距離を置いてしまい、素晴らしい経験やアイデアが共有されないことが原因です。競争が激化するこの時代、これではお客様に最適な提案をし続けることができず、次第にお客様は離れていきます。トップセールスを含め、素早くパスを回せるコミュニケーション力の高いチームワークが必要です。
マイケル・ジョーダンに学び、お客様から選ばれ続ける店舗になるために、スタッフ全員の能力を最大限に引き出すことのできるリーダーシップを発揮しましょう。